公開日: 2013/08/02
青山さんが『ザ・ボイス』でも引用した朝日新聞の「麻生副総理の憲法改正めぐる発言要旨」は、重要な部分がカットされていますので、8/1の『報道ステ―ション』で放送された実際の音声から書き起こしました。
<以下、実際の音声より書き起こし>
一番最初に申し上げたい
ウッワァ~となった中で、狂騒の中で、狂乱の中で、騒々しい中で決めてほしくない。
ちょっと皆さん、良く落ち着いて、我々を取り巻く環境は何なんだと、この状況をよく見てください、という世論というものの上に、憲法改正というのは成し遂げられるものなんだと。
そうしないと、間違ったことになりかねないと、いうことを思うわけです。
最後に、僕は今、3分の2っていう話が良く出てくるんですけど、じゃあ伺いますが、ドイツは、ヒットラーは、あれは民主主義によって、きちんとした議会で多数を握ってヒトラーは出てきたんですよ?
ヒトラーと言えば、いかにも軍事力で(政権を)取ったように思われる。
全然違いますよ。
ヒトラーは、選挙で選ばれたんだから!
ドイツ国民は、「ヒットラーを選んだ」んですよ?
間違えんで下さいね、これ。
そして彼は、きちんとワイマール憲法という、当時ヨーロッパで最も進んだ憲法下にあって! ヒトラーは出てきたんだから。
だから常に、憲法が良くてもそういったことはあり得るということですよ。
だからここは、よくよく頭に入れとかないといけないんであって、私どもは、「憲法はきちんと改正すべきだ」と、ずっと言い続けて来てますけれども、その上でこれをどう運営していくかって、これは、かかって皆さんが選ぶ、投票する議員の行動であってみたり、また、その人たちの持っている見識であったり、矜持であったり、そういったようなものが最終的に決めていくんだ。
(番組による中略)
僕はあの4月の28日、忘れもしません4月の28日、昭和27年。その日から、「今日は日本が独立した日だから」と言って、月曜日だったかなあ、靖国神社に連れて行かれましたよ。それが私が初めて靖国神社に参拝した記憶です。
それから今日まで、まあ結構年くってからも毎年1回、必ず行ってると思いますけど、といったようなもんで、行った時に
わーわーわーわー騒ぎになったのは、いつからですか、これは?
昔はみんな静かに行っておられましたよ。
各総理大臣もみんな行っておられたんですよ、これは!
いつから騒ぎにしたんですか。
マスコミですよ!(ダン!と机をたたく音)
違いますかね?(会場から拍手)
僕はそう思う。いつのときから騒ぎになった。と私は。
騒がれたら、中国も騒ぐことにならざるを得ない。
韓国も騒ぎますよ。
だから、静かにやろうや(会場から笑い)、と、いうんで、憲法もある日気づいたら、ドイツの・・・さっき話しましたけれども、ワイマール憲法がいつの間にか変わってて、ナチス憲法に変わってたんですよ?
誰も気づかないで変わったんだ。
あの手口学んだらどうかね?(会場から大きな笑いと拍手)
もうちょっと、わーわー騒がねえで。
本当にみんな「いい憲法」、これが・・・言って、そういうみんな納得して、あの憲法は変わってるからね?
だから、ぜひ、そういった意味で、僕は民主主義を否定するつもりはまったくありませんし。
しかし、私どもはこういったことは、重ねて言いますが、喧噪(けんそう)のなかで決めないでほしい。
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